女性が「住みたい街」と「一度は住んでみたい憧れの街」のランキングが発表され、それぞれ大宮と横浜が1位となった。
住みたい街ランキングは、女性向け賃貸物件検索サイト「Woman.CHINTAI」に掲載された物件のうち、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)の問合せの多かった駅を集計したもの。「一度は住んでみたい憧れの街」は、18歳〜39歳の未婚女性を対象に調査したという。
女性が選ぶ首都圏住みたい街ランキングのトップは、2023年から6ランクアップした埼玉県の大宮。在来線、新幹線、私鉄併せて10以上の路線が乗り入れ、東京駅や新宿駅まで30分で行けるアクセスの良さがある。駅前の再開発も進んで新しい商業施設も次々にオープンしていて、都内と比べて家賃相場が低い事も人気のポイントと考えられるという。
2位は千葉県の浦安だった。東京メトロ東西線で日本橋や大手町まで乗り換えなしで行くことができ、駅周辺には複数のスーパーや、24時間営業の店舗も多く、ドラッグストアや飲食店なども多い。浦安市では路線バスやコミュニティバスが多く運行している事も魅力の一つだという。
同率の2位は高円寺。新宿や東京に乗り換えなしで移動できるアクセスの良さと、古着店やライブハウスな、安い飲食店やスーパーが揃っているのも魅力。繁華街からちょっと離れれば住宅街が広がっていて、女性にも住みやすいと考えられるという。
一方、1度は住んでみたい憧れの街ランキングのトップは、横浜だった。駅周辺には商業施設やおしゃれなレストランやカフェが充実、交通アクセスも良く、洗練された都会の雰囲気と、海辺や山下公園など、のんびりできるスポットが充実しているのも憧れポイントのようで、「お洒落で栄えている駅のイメージで、快適かつ便利そう」との声が寄せられたという。
2位は吉祥寺で、自然がほどよく、都会の街でもあることが評価されたようだ。「都会過ぎず田舎過ぎず暮らしやすい」「駅前が栄えていておしゃれなお店が多い」「TVや漫画で特集が組まれているから」といった声が。
3位は中目黒。SNSで人気のオシャレなカフェや飲食店が多く、お花見で有名な目黒川や公園があることも評価された。「高級住宅地」「栄えているし都心だから移動が楽そう」といった意見があった。
「Woman.CHINTAI」は、憧れの街ランキングについて、上位の街を選んだ理由には「おしゃれ」「高級な街」といったワードが頻出しているとして、「実際の検索・問合せ数から集計した『住みたい街ランキング』のラインナップと比較すると 憧れの街として挙がっているのは「目的地」である一方、住みたい街に選ばれるのは「目的地までのアクセスが良い」という違いがありそう」とした上で、「『目的地』となる駅周辺の家賃相場はかなり高く、予算内で条件の揃った物件を見つけるのが難しくなります。そのため、知名度がある街に憧れつつも、家賃と交通利便性のバランスが取れた街が実際に住みたい街になっていると考えられます」と分析している。
女性が選ぶ首都圏住みたい街ランキングと憧れの街ランキングのトップ20は以下の通り。
【女性が選ぶ首都圏住みたい街ランキング】
1位 大宮
2位 浦安
3位 高円寺
4位 池袋
5位 船橋
6位 西川口
7位 北千住
8位 小岩
9位 高田馬場
9位 中野
11位 蕨
12位 赤羽
13位 新高円寺
14位 駒込
15位 野方
16位 田端
17位 宇都宮
18位 蒲田
19位 荻窪
20位 川崎
【女性が選ぶ首都圏憧れの街ランキング】
1位 横浜
2位 吉祥寺
3位 中目黒
4位 大宮
5位 舞浜
5位 恵比寿
7位 みなとみらい
8位 東京
9位 鎌倉
10位 新宿
11位 渋谷
12位 池袋
13位 目黒
13位 自由が丘
15位 二子玉川
16位 三軒茶屋
17位 代官山
18位 表参道
19位 下北沢
20位 武蔵小杉
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