宮城県で開かれている春の高校野球東北大会は、6月17日に準決勝2試合が行われ、岩手県第1代表の花巻東が青森第2代表の青森山田を破り、10年ぶりの決勝進出を決めました。
春の東北大会では8年ぶりにベスト4入りを果たした花巻東。対するはセンバツベスト8の強豪・青森山田です。
花巻東は2回、デッドボールとヒット、それにフォアボールで出塁し2アウト満塁とします。
するとこのチャンスに1番・簗田がサードを強襲するタイムリーヒットを放つと、この間に2人のランナーがホームインし、花巻東が2点を先制します。
しかし続く3回表に1アウト満塁とされ、逆転のピンチを背負います。
それでも先発のサウスポー・葛西が多彩な変化球を織り交ぜ、相手打線に的を絞らせず、このピンチを無失点で切り抜けます。
その後も葛西は130キロ台のキレのあるストレートと、スライダーやチェンジアップなどのコンビネーションで凡打の山を築きます。
9回を投げ切り青森山田打線を6安打に抑える好投を見せ、花巻東が完封勝ちで10年ぶりの決勝進出を決めました。(花巻東2-0青森山田)
【6安打完封】花巻東3年 葛西陸投手
「0点に抑えられたというのが率直にうれしい。打たれたけど、低めを強く意識して投げられたのでそこが1番よかった。(決勝は)勝ち切れるよう頑張りたい」
続く2試合目には、県第2代表の盛大附属が登場しました。
青森第1代表の弘前学院聖愛にコールドで敗れましたが、春の東北大会で11年ぶりの4強入りを果たし県代表として堂々たる戦いを見せました。
花巻東は18日、東北の春の王座をかけて弘前学院聖愛との決勝戦に臨みます。
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