火山の災害から身を守るために役立ててほしいと九州大学の太田一也名誉教授が学術書の改訂版を自費出版しました。
太田一也さんは平成の普賢岳噴火当時、九州大学島原地震火山観測所の(現・地震火山観測研究センター)所長として、観測の先頭に立ち、行政に対する災害対策の助言にも当たりました。
学術書「雲仙火山」は、1984年に雲仙国立公園指定50周年を記念して県環境部が刊行しました。
依頼を受けた太田さんが島原半島全体の地学的な解説や、過去の噴火などについて執筆しました。
今回は噴火をきっかけに発掘した古い記録などをもとに内容の大幅な見直しや追加をしました。
太田一也さん
「私にとって雲仙火山はすべてという感じがしているんですよ」「過去の実態を知り、人的被害を最小限にと」
「雲仙火山~地形・地質と火山現象~」は県内の主な書店で取り扱っています。
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