南九州大学短期大学部を運営する南九州学園は、2026年度以降、新たな学生の募集を停止すると発表しました。

南九州学園によりますと、南九州大学の短期大学部は、少子化や4年制大学志向の高まりを受け2016年度から定員割れが続いていました。ここ3年間は入学者の数が定員の半分にも満たない状況で、今年度は定員100人に対し入学者は32人でした。

こうしたことから、学生の募集は来年4月の入学者までとして、再来年度以降は停止。2027年の春に短期大学部を廃止する方針です。

南九州大学短期大学部は59年前に開設され、医療事務や観光業などの専門人材を輩出してきました。一方、南九州学園では3年後、食や医療の分野に情報工学などを取り入れた4年制の新しい学科を南九州大学に設置する予定で、「デジタル分野に強い地域に根差した人材の育成を目指したい」としています。

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