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 国会では野党が岸田文雄総理大臣に対し、自民党内から退陣論が出ていることに触れ、「政権末期」だと追及しました。

■野田元総理 岸田総理対応“邪道”と批判

立憲民主党 野田佳彦元総理大臣 この記事の写真 立憲民主党 野田佳彦元総理大臣
「中身はザル法で、プロセスは邪道。こんなものは認めることはできないと思います。国民に信を問うべきだ」

 立憲民主党の野田元総理は、自民党の改正案について“遅すぎる上に小粒すぎる”と指摘しました。

野田元総理「問題いつも矮小化」 野田元総理
「(企業団体献金の廃止など)大玉が抜けた指示を最初にしている。だから、小粒になったと思います。問題を矮小化(わいしょうか)しようとする言動って、常にいつも総理にあるんです」 岸田文雄総理大臣 岸田総理
「事態を矮小化しようとしているのではないかというご指摘、これはあたらないと思っています。できるだけ幅広く各党の意見をうかがったうえで、意見を反映させるべく努力を行った。こうしたことであったと思います」

 さらに野田元総理は、自民党が改正案をまとめる過程で、“野党第1党の立憲民主党と向き合わなかった”として、岸田総理の対応を“邪道”と批判しました。

野田元総理、“邪道”と批判 野田元総理
「政治資金規正法とか公職選挙法というのは、当面のライバル・野党第1党と向き合って、そこで一致点を見いだして進めるのが政治改革じゃないんですか」 岸田総理に“ヤジ”も 岸田総理
「御党(立憲民主党)からも様々なご質問をいただきました。しかし、残念ながら建設的な意見交換をするということには至らなかった。そういったことから、合意に至るような調整に至らなかったことから、党首会談に至らなかった」

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■支持率最低19.1% 自民党内から退陣論も

■支持率最低19.1% 自民党内から退陣論も

岸田内閣支持率、政権発足以降最低19.1%

 こうしたなか、岸田内閣の支持率が政権発足以降最低の19.1%になったことがANNの世論調査で明らかになりました。

 党内からも公然と退陣論が語られ始めました。

自民党 閣僚経験者「今は何をやっても…」 自民党 閣僚経験者
「今は何をやっても難しい時期だな。責任をとるということも大事なのに、それをやっていない」 自民党 若手議員「“顔”変えない限り無理」 自民党 若手議員
「“顔”を変えない限りは無理なんじゃないか。若手の中では総理が再選を目指すと表明したら、退陣を求めたいという声も出ている」

 野党からも退陣論について指摘がありました。

立憲民主党 青柳陽一郎衆院議員 立憲民主党 青柳陽一郎衆院議員
「自民党麻生派議員、昨日パーティーをしたそうですけれども、退陣論これを言っている。これもう、政権末期ではないですか?」

 果たして、岸田総理の答えは…。

■野党側“採決”抵抗か 与野党攻防ヤマ場

岸田総理「謙虚に受け止める」 岸田総理
「様々な声が党の内外からある。このことは謙虚に受け止めなければならないと思います。そうした声を受け止めながら、自分自身としてどうあるべきなのか、どういった責任を果たしていくべきなのか。これをしっかりと考えていきたいと思います」 野党側“採決”抵抗か…与野党攻防ヤマ場

 自民党は18日、政治資金規正法の改正案について、参議院の委員会で採決したい考えですが、野党側の抵抗が予想されるなど与野党の攻防はヤマ場を迎えています。

(「グッド!モーニング」2024年6月18日放送分より)

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