とっとり賀露かにっこ館で展示されているボウズボヤ=鳥取市賀露町西3で2024年6月19日、渕脇直樹撮影

 巨大なホヤの一種、ボウズボヤが鳥取市沖で3体捕獲され、とっとり賀露かにっこ館(鳥取市賀露町西3)で展示されている。

 3体は全長36~46センチ、重さ3.6~5.8キロ。表面は白く、タケノコのような形状をしている。表面は滑らかという。

 6月17日に小型底引き網にかかり、漁協を通じてかにっこ館に持ち込まれた。館の職員も名称が分からず、SNSで情報提供を求めたところ、専門家の指摘でボウズボヤと判明した。本州、四国、九州沿岸などに生息し、鳥取市では数年前にも捕獲されたという。見学に訪れた近くの主婦、岸めぐみさん(54)は「宇宙人の頭みたいでちょっとグロテスク」と不思議そうに眺めていた。

 かにっこ館の飼育専門員、尾崎誠子さんは「なかなかお目にかかれない生き物なのでぜひ見に来てほしい」と話している。

 午前9時~午後5時。火曜休館。無料。【渕脇直樹】

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