県内の小学校で働く教員をめざす学生に実践力やリーダーシップを高めてもらおうと、ひなた教師セミナーの開講式が宮崎大学で行われました。

ひなた教師セミナーは、宮崎大学と県教育委員会が開き、今年で3年目です。

参加できるのは「宮崎県教員希望枠」で入学し、小学校教員を目指す学生で、月に1回程度、県教委から講師を招き、必要な知識を学びます。

今年度の開講式には、1年生から3年生約60人が参加しました。

県内の小学校の教員採用試験の競争倍率は、2007年度採用の15.3倍をピークに減少し、ここ5年間は1.7倍前後で推移しています。

深刻な教員不足に対応しようと、この春入学した1年生の「宮崎県教員希望枠」の定員は、これまでの2倍に増えました。

(1年生 押川愛茉さん)
「児童心理学を深く学びたい。一人一人に寄り添える教師になりたい。」

(1年生 奥村倖ノ介さん)
「子供に寄り添う時にどんなことに気をつければよいかを学びたい。どの生徒からも好かれるような明るい先生になりたい。」

(宮崎大学教育学部 藤井良宜学部長)
「教育はどんどん変化している。その変化に対応できる力を学んでほしい。」

大学と県教育委員会が連携した教員育成の取り組みは珍しく、「宮崎モデル」として全国に広げたいとしています。

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