福岡県筑後市の小学校で、毎年恒例となっている泥だらけのレース大会「ドロリンピック」が行われ、田んぼで熱戦が繰り広げられました。

水田を前に、水泳帽とゴーグルを装着した子供たちー。

笛が鳴り、フラッグ取りレースが始まりました。

◆リポーター
「子供たち、勢いよくスタートを切りました。泥のしぶきを上げながら全力疾走しています。そして泥の中に突っ込むようにフラッグを手にしました。みんな全身泥だらけです」

筑後市の下妻小学校で恒例となっている「ドロリンピック」。

米作りが盛んな地域であることから、田んぼに親しんでほしいと毎年開催されています。

今年は全校児童70人が参加し、2つの競技で泥だらけの戦いを繰り広げました。

続いては、2人1組でゴールを目指す、そりリレー。

ぬかるむ泥に足をとられながらも一歩一歩前に進み、ゴールを目指します。

実は下妻小学校は児童数の減少により今年度で廃校が決まっています。

30年以上続くこのドロリンピックも今回が最後の開催です。

◆児童
「みんなどろんこになって面白かったです。ヌメヌメしていて温かかった」

◆児童
「楽しかったです。この学校最後でナンバーワンの行事でした」

◆筑後市立下妻小学校 北島孝徳 校長
「この体験を通して、下妻を『いい学校だったな』『いい思い出だったな』と誇りに思って、生きていく支えにしてもらいたい」

下妻小学校の恒例行事「ドロリンピック」は笑顔と泥に包まれ幕を閉じました。

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