5月に南陽市の秋葉山で発生した山林火災を受け、南陽市は市議会に火災対応の事業費などを盛り込んだ追加の補正予算案を提出し、全会一致で可決された。
5月4日、南陽市の秋葉山で発生した山林火災は9日間にわたって燃え続け、約137ヘクタールが焼失する県内で過去最大規模の山林火災となった。
(南陽市・白岩孝夫市長)
「このたびの林野火災対応の経費として、消防団員への報酬や、焼損した山林の復興に向けた事業費等を新たに追加する」
21日に開かれた市議会の本会議で、市は火災対応の予算3244万円を盛り込んだ追加の補正予算案を提出した。
ただちに委員会で審議され、全会一致で可決された。
<補正予算案の内訳>
消防団員の報酬 650万円
森林の再生事業費 630万円
現場付近の市道に待避所を整備する費用 1540万円など
一方、市内の温泉施設「旧ハイジアパーク南陽」の民間譲渡によるリゾート開発が白紙になった責任をとるとして、白岩市長の報酬を3カ月間「半減する案」については、「給与の削減だけで責任がとれる訳ではない」として議員全員が反対し、否決された。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。