例年より1週間以上遅れている「梅雨」の話題。福テレ気象予報士の斎藤恭紀さんによると、6月23日の日曜日には福島県も梅雨入りする可能性があるということだ。

傘が手放せなくなる季節、街の皆さんに悩みを聞いた。
「梅雨の時期は髪の毛がパヤパヤパヤとすぐなるので、固めても固めても収まらないのが悩みです」「頭とか痛くなっちゃう。気分が下がります」

髪や体調への影響を心配する声が聞かれた中、多かった悩みが“洗濯”だった。
「梅雨・・・洗濯物かなぁ。干せない、生乾きのところ」「1人暮らししているんですけど、洗濯物乾かしているときににおいとか気になりますね。室内干ししちゃうと」

<梅雨時の洗濯の悩み>
民間の気象会社「ウェザーニューズ」がまとめた調査によると、洗濯の一番の悩みは「乾かない」が40%と半分近くに。また「生乾きの臭い」と「部屋干しで室内ジメジメ」が、それぞれ4分の1を占めていた。
そこで“洗濯のプロ”に話を聞いた。

<早く乾かすのが大切>
セルクルの鈴木和幸さん。福島県須賀川市などで100年以上続くクリーニング会社を経営している。鈴木さんは「問題は乾燥ですよね。この時期非常に乾きにくい。湿度が高いので…ここは工夫して乾かさなくてはならないんですけれども。なかなか乾燥しないうちに(臭いの元になる)細菌が発生するので、早く乾かすということですよね」という。

<部屋干しのポイント>
◇部屋干しをする際の「場所」
「リビングや浴室」リビングは広くて湿度がこもりづらく換気が出来るため。浴室は、スペースは限られるが、換気機能が付いているので効率的に乾かせる。
◇「干し方」
大事なことは大気中に触れる表面積を増やすこと。
・間隔を十分にとってこぶし一つ分あける
・アーチ型に大きな空間ができると風が通りやすい
・乾きにくいものは裏返しにして(ポケットや裏地など)
・ワイシャツについてはボタンを閉める
◇更に早く乾かすには・・・家電を利用
・扇風機やサーキュレーターを活用。下部が乾きにくいので、下半分に向けて風を当てる。
・除湿機やエアコンの除湿機能を活用。

<オススメはコインランドリー>
最近はコインランドリーの乾燥機だけを利用する人も増えていて、シワが伸びたり、ふっくら仕上がるそうだ。
コインランドリーも多様化している。併設型が増えていて、ガソリンスタンドに併設したり、カフェを併設しているものも。待ち時間をHPで確認できるので、有効に使えるという。お気に入りのコインランドリーを見つけるのも梅雨の楽しみになりそうだ。

画像:PIXTA

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