岩手県洋野町の養豚場で豚熱が確認された問題で、約2万頭のブタの殺処分と敷地内に埋める作業が6月20日までに完了したと、県の対策本部会議で報告されました。
20日は県の幹部が出席して対策本部会議が開かれ、5月に洋野町の養豚場で感染が確認された豚熱の対応について報告がありました。
県などによりますと、6月17日までに養豚場で飼育していたブタ1万9780頭の殺処分を終了し、20日までにブタを土に埋める処分と敷地の1回目の消毒作業を終えたということです。
達増知事は作業に当たった職員や協力した関係団体に感謝するとともに、今後の発生防止へ県民に注意を促しました。
達増知事
「県内では野生イノシシの豚熱感染が確認されている。感染拡大を防ぐため、山林に出かけられた際は靴底の泥を落とすなどのご協力をお願いします」
県ではこのあと2回消毒作業をする予定で、7月4日には発生農場での全ての防疫作業を終える見込みです。
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