新潟県は独自の基準を満たした高品質のノドグロをブランド化する取り組みを始めた。そのブランド名は「美宝」。一尾400g以上など厳しい基準を設け、全国トップクラスを誇る品質の高さをアピールする。

「衝撃的においしい」高規格ノドグロ

6月17日に新潟県が発表した高規格ノドグロのブランド「美宝」。

高規格ノドグロ「美宝」
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県は県産の農林水産物の付加価値を高めようと、ノドグロなど8つの品目を県推進ブランド品目に選定している。

【県推進ブランド品目】
新潟米/錦鯉/ルレクチエ/越後姫/えだまめ/にいがた和牛/ノドグロ/南蛮えび

この中でも高品質のため、特に観光・飲食業界からブランド化を求める声があがっていたというノドグロ。

17日は首都圏のメディア関係者などを集め、新潟の料理人が美宝を使った料理をふるまった。

県推進ブランド品目のアンバサダーに任命された美食家の中村孝則さんは「衝撃的においしい、濃厚。鱗と身の間の脂身がものすごくおいしい。これは鱗ごと焼かないと食べられない」とその味に太鼓判を押す。

トップクラスの品質で“新潟のノドグロ”発信!

ノドグロは水深100m~200mのやや深いところに位置していて、魚やイカ・エビ類を食べる肉食性。最大で全長40cm、体重1.5kg近くまで成長する。

日本海側の漁獲量は山口県・島根県で全体の約8割を占めていて、新潟県は67トンとなっている。

今回ブランド化された「美宝」は1尾400g以上と他県のブランドに比べて2倍以上の大きさのもので、魚体に直接、素手や氷が触れずに荷造りが施されているもの、はえ網・刺し網といった指定漁法や漁船にて漁獲されたものと厳しい基準が設けられている。

全国でも品質がトップクラスのノドグロのイメージを発信する狙いだ。

花角知事は「新潟でもとれる、もちろんその中でも特別だということで、差別化を図る中で新潟の食のイメージ、食の豊かさをけん引してもらえる魚だと思っている。新潟・高級な魚・おいしい、こんなイメージが連想されるように発信していきたい」と意気込んだ。

美宝は7月から流通が始まり、県内8つの飲食店で提供される。

(NST新潟総合テレビ)

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