リニア中央新幹線の工事が行われている岐阜県瑞浪市で、井戸などの水位が低下した問題について、JR東海がトンネル掘削工事によって地下水の量が減ったことが原因の可能性があると明らかにしました。

 リニアのトンネル掘削工事が行われた瑞浪市大湫町では、井戸やため池など14カ所で水位の低下が確認され、JR東海はトンネル工事を一時中断しています。

 24日に開かれた岐阜県の環境影響評価審査会で、JR東海は掘削したトンネルのなかに地下水が引き込まれたことで、もともと流れていた地下水の量が減り、井戸などの水位低下につながった可能性があると明らかにしました。

 JR東海は工事で湧き出す地下水を止める対策を行っているほか、地下水の流れを確認するボーリング調査を新たに行う方針です。

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