ここ最近、給食の「牛乳の飲み方」にある変化が生まれている。
埼玉・所沢市では、以前までストローを使用して飲むのが主流だったが、プラスチックごみ削減ため、ストローを使用しない「ストロー“レス”パック」が導入され始めた。
「イット!」がその現場を取材した。
ストローを使用しない「ストロー“レス”パック」
「イット!」が取材したのは、所沢市の中央小学校、1年1組。
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子どもたちがおいしそうに給食を頬張る中、牛乳パックに手を伸ばすと、ストローは使わず、じかに紙パックに口を付けて、ゴクゴク飲んでいる様子が見られた。
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所沢市では2024年4月から、プラスチックごみを減らすため、「ストロー“レス”パック」を導入している。
子どもたちからは「普通に飲める!難しくない」、「ストローの方がいい」、「開けるの簡単だけど飲むの難しい。ストローの方がいい」といった、さまざま声が聞かれた。
一方、担任の先生は「最初はちょっとこぼしたりはあった。開けられないとか、うまく飲めないとか。でも、今は上手に飲めるようになった」と話す。
給食でSDGs…約1.5トンのプラスチックごみ削減
市内の学校給食では、年間約500万本のストローが使われていた。
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しかし、この「ストロー“レス”パック」を導入することで、約1.5トンのプラスチックごみ削減が期待されている。
さらに、所沢市教育委員会に話を伺うと、
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所沢市教育委員会 中島秀行教育長:
お盆のところにストローが挟まっていたりすると、機械の故障につながって、そういうトラブルは今までもあった。そういうトラブルをなくす意味でも効果がある。
ただ、今までがストロー飲みが主流だったので、「じか飲みだと飲みづらい」という児童に対してはストローを提供しているという。
実際に「ストロー“レス”パック」を見てみると…。
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開けるときに指を入れる部分がへこみやすくなっており、指が入りやすくなっているおかげで、開けやすくなっている。
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さらに、飲み口の下の面が普通の牛乳パックだと真っすぐになっているが、なだらかな傾斜の独自の形になっており、こぼれにくく飲みやすくなっていたりと、飲みやすいように牛乳パック自体にも工夫がされている。
小学校の給食でSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶことができる良いきっかけになるのではないだろうか。
(「イット!」6月24日放送より)
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