バレーボールの元日本代表、大山加奈さんが富谷市の中学校で講演し、子供たちに仲間と助け合うことの大切さを伝えました。

6月24日、富谷市の中学校を訪れた大山加奈さん。「パワフルカナ」の愛称で親しまれ、日本代表としてオリンピックにも出場しました。しかし、その活躍の裏には多くのつらい経験があったといいます。

元バレーボール日本代表 大山加奈さん
「20歳から26歳の間はほとんどまともにバレーボールができていません。腰の大きなけが、手術もしました。心の病にかかってしまって、まともにプレーすることがかなわない数年間でした。バレーボールを通じて得たもの、得た力、財産です。そういった力が今の私の生活を豊かにしてくれています。だからバレーボールをやってきてよかったなって心から思うことができています」

復興支援の一環で開かれた講演会。大山さんが最も伝えたかったことは。

元バレーボール日本代表 大山加奈さん
「自分の長所で困っている誰かを助けてあげてほしい。バレーボールみたいに補い合いながら、楽しく充実した毎日を過ごしていってください」

中学3年生は
「メンタルが不安定な時期もあったけど、振り返ってみた時にそういうのも経験になったというのが印象に残った」
「同じチームの仲間としっかり自分の心も成長できたという話を聞いて、すごくためになったなと思いました」

主催した企業は、これからも講演会を続けていくことにしています。

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