障害者グループホームの運営会社「恵」に対し、愛知県などが6月26日、県内5つの事業所に指定取り消し処分を行うことがわかりました。

 恵の障害者グループホームをめぐっては、利用者にわずかな食事しか提供せず食材費を流用していた疑いが浮上し、愛知県の調査では県内26の施設で総額2億1800万円の食材費の過大徴収が確認されました。

 このほか、福祉サービス報酬の不正請求も明らかになっていて、県は特に悪質と判断した幸田町のホームについて26日、事業者の指定を取り消す行政処分をする方針です。また名古屋市も同様に市内4カ所のホームの指定を取り消します。

 厚生労働省は、不正への組織的関与があったと判断して全国におよそ100カ所ある恵の他の施設について、事業者の指定の更新を認めない方針で、順次運営ができなくなる見通しです。

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