運輸安全委員会は27日、関西空港で2023年7月、点検中の車両がいる滑走路に中国の貨物機が着陸をしようとした重大インシデントについて、地上を担当する管制官が滑走路上の車両を取り違え、異常がないとの誤った情報を滑走路担当の管制官に伝えたことが原因とする報告書を公表した。
報告書によると、23年7月20日午前5時以降、AとBの滑走路を2台の車両がそれぞれ点検していた。2台とも同じ無線周波数で管制官と交信。5時半過ぎ、A滑走路から1台が離脱すると連絡したが、管制官は離脱する車両をB滑走路の車両と取り違えたまま、異常がないと滑走路担当の管制官に伝えた。その後、貨物機に着陸の許可が出た。(共同)
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