本格的な海水浴シーズンを前に岡山県警による水難救助訓練が6月27日、玉野市の渋川海水浴場で行われました。

(通報者役)
「人が流されています」

この訓練は岡山県警が、海開きの前に、毎年この時期に行っているもので、警察関係者約30人が参加しました。

県警のヘリコプターと警備艇の連携を強化し人命救助の技術を向上させることが狙いで、海で泳いでいる人と水上バイクが衝突し、2人が沖に流されているという想定で行われました。

訓練では上空から救助者の位置を確認し、着色剤を投げて目印を付けたあと、水上でボートが現場に駆け付けるなど、救助までの手順を確認しました。

(岡山県警地域課 杉田理佳次長)
「この訓練では、船・地上ヘリコプターを使って、水難事故の時、どのような対応をするかの合同訓練。お互いの動きが確認できて1人でも多くの人を救助し、多くの水難事故を防ぎたい」

岡山県では6月、玉野市で池にはまったひ孫を助けようとして、80歳の男性が溺れて亡くなるなど、2024年に入って12件の水難事故が発生し、9人が亡くなっています。2023年の同じ時期と比べて、発生は4件、死亡した人は3人多く、警察が注意を呼びかけています。

(岡山県警地域課 杉田理佳次長)
「皆さんに気を付けてほしいのは、危険な場所には近づかない、遊泳禁止の場所・泳げない川での遊びはやめてほしい」

渋川海水浴場の海開きは7月13日の予定です。

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