秋田県横手市の浅舞地区に伝わるネコをまつった資料館が6月、神社としてリニューアルされた。新たな観光施設としても期待がかかる。

横手市平鹿町浅舞のとある民家。壁には「忠義な猫」の文字。建物の中はネコ、ねこ、猫のネコづくしだ。

石碑に刻まれているのは「忠猫」と呼ばれる白いネコで、明治時代、この地で地主に飼われていたと伝えられている。ネズミやヘビから、蓄えていたコメや整備が進められていた浅舞公園を守ったことで、地域では村の守り神「忠義な猫」=「忠猫」と慕われるようになった。

建物は「忠義な猫の資料館」と名付けられ、石碑と忠猫を飼っていた地主・伊勢多右衛門の資料が展示されてきた。

今回「忠猫神社」としてリニューアルされたことで、ネコの像200体がまつられたほか、「忠猫」が描かれた絵馬などが用意された。

 忠義な猫の会・本多和芳さん:
「忠描神社を多くの愛猫家の心のよりどころにして、湯沢市の犬っこまつりや大館市の忠犬ハチ公に肩を並べるくらいに有名になり、地域に愛される存在となることを願う」

動物愛好家が集まる新しい観光資源としても期待がかかる。

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