東京都千代田区のJR飯田橋駅近くで起きたケーブル火災により中央線快速と中央・総武線各駅停車計81本が運休し約15万人に影響した事故で、JR東日本は28日、ケーブルの一部が断線し、残りのケーブルに過大な電流が流れて発火したとみられると発表した。再発防止策として、同様のケーブルがある管内296カ所の変電所を7月末までに緊急点検する。
JR東によると、発火したのは、レールから変電所に電気を戻すためのケーブル。計16本で構成されているが、うち複数本が断線していた。25年前に設置されており、2029年以降の取り換えを予定していたという。
JR東は今後、なぜ断線したのかを詳しく調べる方針。(細沢礼輝)
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