岩手・一関保健所管内の保育施設で、2024年県内で初めてとなる腸管出血性大腸菌O111の集団感染が確認されました。
感染者は全員快方に向かっているということです。

県によりますと、6月19日に下痢の症状で受診した一関保健所管内の保育施設の園児から、腸管出血性大腸菌O111が検出されたと、医療機関から保健所に連絡がありました。

その後保健所が調査したところ、5月31日から6月26日までに、この保育施設を利用する0歳から5歳の園児19人と、職員1人に下痢などの症状があったことが確認され、このうち3人の検体からO111が検出されました。

症状を訴えた20人に重症者はおらず、全員快方に向かっているということです。

県内では2024年、これまでにO111の感染者が13人確認されていますが、集団感染の確認は2024年初めてで、2017年以来だということです。

腸管出血性大腸菌O111は少量の菌でも感染しやすいということで、県では調理前、食事前、トイレの後の十分な手洗い、調理での十分な加熱、まな板や布きんの消毒、そして腹痛や下痢がある場合には早めに受診するよう呼びかけています。

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