岸田総理大臣は政策立案に向けた地方行脚をスタートし、山梨県で企業などを視察しました。一方で、自民党の県連幹部と懇談するなど総裁選を見据えた支持固めも進めます。

岸田総理大臣
「(Q.地方視察は総裁選に向けた票固めとの憶測も出ていますが、今後どれほどの頻度で行う予定でしょうか?)これからもこうした地方の声、あるいは現場の声、これを丁寧に聞いていく。こういった姿勢を大事にしていくこと、これは大切であると思っています」

 29日、視察したのはトマト栽培に人工知能を活用する農業法人などです。

 岸田総理はロボットや人工知能などの先端技術を活用した「スマート農業」の普及に向け、新たな支援措置の創設と拡充を表明しました。

 また視察に先立ち、自民党の県連幹部らと昼食をともにしました。

 派閥の裏金事件を受け、地方から責任を問う声が上がっていることについて、岸田総理は「厳粛にしっかりと受け止めなければならない」と述べました。

 この夏は9月の総裁選での地方票の獲得をにらみ、全国を回って党員や地方幹部らと意見交換を重ねる予定です。

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