去年7月の大雨で浸水被害を受け、一時、機能停止に陥った久留米市の災害拠点病院で、敷地の周りを囲う「防水壁」が設置され、6月29日に完工式などが行われました。
久留米市田主丸町にある災害拠点病院「田主丸中央病院」は去年7月、記録的な大雨で床上30センチまで浸水被害を受けて医療機器が水没し、外来の診療を8日間停止しました。
これを受けてこの病院では、およそ8億5千万円を費やし、敷地を取り囲む高さおよそ1.6メートルのコンクリート製防水壁などの設置工事を進めていましたが、このほど完成し、早速、職員による止水板設置訓練も行いました。
◆田主丸中央病院 鬼塚 一郎 院長
「本格的な大雨が降る前に完工できて、ほっとしています」
病院では、外の浸水状況を確認できる赤外線カメラも設置するなど、大雨災害への本格的な備えを進めています。
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