大阪市立小学校のプールで教師が水を止め忘れ、2日以上、水を『出しっぱなし』で放置していたことがわかりました。

■プールの『注水』開始した教師 職員室のホワイトボードに記載忘れ 授業もなくなり気づかず

大阪市によると東住吉区の市立矢田北小学校で6月28日(金)の正午ごろ、プールの水位が低かったため、教師が注水作業を始めました。

本来、水を入れた際には職員室のホワイトボードに注水作業中であることを記載するルールになっていましたが、この教師は記載を忘れていたということです。

そして、注水作業開始から1時間半後に予定されていたプールの授業が中止となり、教師はプールの水を止め忘れてしまいました。

■注水から5時間後に水止める「チャンス」訪れるも 別の教職員も気づかず 2.5日間『出しっぱなし』に

さらに注水から5時間が経過した28日午後5時ごろ、別の教職員2人がプールの浄化装置の停止作業を行いましたが、プールへ注水していることには気づきませんでした。

土日を挟んで注水から61時間が経過した7月1日(月)の午前1時ごろ、水を止めていなかったことを思い出した教師は、夜中に学校に駆け付け、プールの状況を確認しましたが、水は出しっぱなしになっていたということです。

なお、この注水による授業などへの影響はありませんでした。

大阪市は、教師がプールの水を止める忘れたことと、注水作業中に職員室のホワイトボードにその旨を記載していなかったことが、『3日間の出しっぱなし』の原因としていて「再発防止に努める」とコメントしています。

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