1日午後3時40分ごろ、JR札幌駅で新千歳空港行き快速エアポート(6両編成)が停車中、ホームと反対側のドアが一時開くトラブルがあった。乗客約400人に転落やけがをした人はなかった。JR北海道は車両に何らかの不具合が発生したとみて原因を調べている。同社が2日発表した。
同社によると、この列車の車掌が札幌駅でホーム側のドアを開いて発車準備中、本来鳴らないはずのドアが開く際のチャイムの音に気づき、すぐにホームと反対側のドアを確認したが、異常は見つからなかった。その後、ホームに設置したカメラの映像を確認したところ、少なくとも先頭車両でホームと反対側のドアが19秒間開いていたことが判明した。
JRは車両の点検をするため、新札幌駅でこの列車の乗客を全て降ろし、この列車を含めて同じ形式の車両の運行をとりやめた。この列車以外の車両には異常がないことを確認し、運転を再開した。この影響で、1日~2日に快速エアポートと普通列車計36本が運休し、約1万2千人に影響した。(新田哲史)
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