川崎重工業が架空取引による裏金で海上自衛隊員に不適切な接待をしていた疑いを巡り、林官房長官は「国民の疑念を招く行いがあったとすれば極めて遺憾」と述べました。

林官房長官
「予算の適正な執行に対する国民の疑念を招く行いがあったとすれば、極めて遺憾であります」

 防衛省は今年4月、川崎重工から、架空取引によって捻出した裏金で、海上自衛隊員の潜水艦乗組員に不適切な金品の提供などをしていた疑いがあるとの通報を受け、調査を続けています。

 政府は、厳しい安全保障環境に対応するため防衛費を増額し、防衛省は川崎重工と、潜水艦の点検や修理など、年間でおよそ百数十億円の契約を結んでいます。

 林長官は、「これまで以上に厳格に予算執行を行っていくことは当然だ」と述べたうえで、全容を解明し厳正に対処する考えを強調しました。

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