神奈川県海老名市は、待機児童の解消のため、市役所敷地内に公設民営の保育所を設置すると発表した。2025年10月1日開所予定で定員は60人。待機児童の解消が想定されるまでの「緊急措置」ととらえ、運営期間は15~20年としている。同市の4月1日時点の待機児童数は前年同期比5人増の18人だった。
市役所敷地南側の「芝生広場」(約2500平方メートル)一角に市がプレハブ平屋建ての園舎を設置、民間事業者が運営する。市によると、市役所敷地内に保育所を新設するのは珍しいという。保育ニーズの高い海老名駅周辺では用地確保が厳しいことなどから市役所敷地を活用することにした。
内野優市長は「スピード感を持って現状の問題点を解決していこうと市が動いた」と述べた。【佐藤浩】
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