米沢市の夏の味覚「梵天丸茄子」の本格的な収穫期を前に、ナスの恵みに感謝し豊作を祈願する供養祭が行われた。

「梵天丸茄子」は、歯ごたえのある米沢市の窪田茄子と色付きの良い仙台長茄子を交配させた品種で、中でも「浅漬」は米沢の夏を代表する味覚の一つとなっている。

梵天丸茄子の漬物を販売している米沢市窪田町の内藤醸造ではナスの恵みに感謝する供養祭を毎年行っていて、4日、生産者やJAの関係者などが豊作を祈願した。
続いて「漬け込み式」が行われ、代表の社員が約3キロの丸々とした梵天丸茄子を塩と水で漬け込んでいった。

ナスには体温を下げる・体を冷やすといった効果があるとされ、関係者は暑い時期を郷土の味覚で乗り切ってほしいと期待を込めている。

(内藤醸造・篠原政人さん)
「夏の旬の時期、暑いときにはナスを食べるということで、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたい」

収穫と加工作業は来月にピークを迎え、9月下旬ごろまで続く。

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