被爆医師・秋月辰一郎さんの平和への思いを引き継ぎ、核兵器廃絶に向け功績のあった人に贈られる「秋月平和賞」に被爆者の城臺美彌子さんと横山照子さんが選ばれました。

城臺美彌子さんは6歳のとき、爆心地から2.4キロの長崎市立山で被爆しました。

小学校の教員として平和教育に取り組み、退職後も修学旅行生などに自らの被爆体験を伝え続けています。

2014年の平和祈念式典では被爆者代表として「平和への誓い」を読み上げ、集団的自衛権の行使容認を「暴挙」と強い言葉で批判しました。

核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会 朝長万左男 実行委員長
「このとき平和公園がシーンとなった。今でもそのときのことを覚えている」

4歳のとき入市被爆した横山照子さんは、長崎原爆被災者協議会の相談員として、長年にわたり生活や制度面で被爆者の支援に取り組みました。

すべての国が核兵器禁止条約に参加するよう求めた署名活動にも力を尽くしました。

朝長万左男 実行委員長
「現在の核廃絶運動に直結するようなところをしてこられた」

「秋月平和賞」は核兵器廃絶に貢献する活動をしている個人や団体に贈られ、今回で15回目です。

授賞式は7月15日に開かれる「ながさき平和大集会」で行われます。

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