香川県土庄町は5日、町内の給食センターが本来提供予定のなかった小麦入りの食品を使った給食を提供し、町内の児童1人にアレルギー症状が出たと発表した。児童は、すでに回復したという。

 町教育委員会によると、4日の給食で小麦を含まない肉団子を使ったスープを提供する予定だったが、業者が誤って小麦入りの肉団子を納入し、給食センター側もそれに気づかずに調理に使用したという。

 スープは町内の小中学生ら約870人に提供された。症状が出た児童以外にも町内に2人、小麦アレルギーの子どもがいたが、症状は出なかったという。

 町は今年度から、アレルギーを持つ子が他の子と同じ給食を食べられるよう、アレルギー物質を含まない食品への置き換えを進めていた。今後、センター側でも納品された食品の成分表示を確認するなど、再発防止に取り組むという。(山田健悟)

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