(解説:吉田裕美気象予報士)
7月5日の岩手・盛岡は午後からぐっと気温が上がり、最高気温が29℃でしたが、湿度は62%までしか下がりませんでした。
29℃だと、湿度は大体40%ぐらいまで下がってほしいところなので、5日は空気はムシムシと感じられたかと思います。
もっと蒸し暑くなったのが北上や一関です。
最高気温が30℃前後で湿度が50%以上、北上は60%以上もあるので、汗がなかなか蒸発しにくい不快な暑さになったと思います。
この蒸し暑い空気が入ってきている影響で大気の状態が不安定になっています。
5日夜は内陸を中心に、にわか雨や雷雨に注意が必要です。
では、6日と7日の天気を詳しく見ていきます。
6日の予想天気図を見てみると、北海道の辺りに低気圧が進んできますが、県内は南から高気圧に覆われるような形になります。
このため、6日は強い日差しが届き日中は厳しい暑さになります。
内陸・沿岸ともに軒並み30℃以上の真夏日が予想されているので、熱中症にくれぐれも気を付けてください。
ただこの低気圧の上空には冷たい空気があり、大気の状態が不安定になります。
晴れていても、急ににわか雨の可能性があるので天気の急変に注意してください。
7日は、県内は前線や低気圧が進んできて朝から雨となりそうです。
この低気圧や前線に向かって、南から非常に暖かく湿った空気が流れ込んでくる予想です。
このためムシムシとして、雨雲が発達するおそれもあります。
雨脚が強まるところもありそうです、雨の降り方に気をつけてください。
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