和紙と絹糸が織りなす繊細で優美な伝統工芸「鹿島錦」の作品を紹介した展示会が鹿島市で開かれています。

この展示会は、「鹿島錦保存会」が毎年、この時期に開いているもので、会員の作品約150点が紹介されています。
鹿島錦は、江戸時代に鹿島藩で生まれたと伝えられていて、約200年続く佐賀の伝統工芸です。
金や銀、漆の箔を貼った和紙を細かく裁断した経糸と、染色した絹の緯糸を丹念に織り上げたもので、「手織り」のため一日にわずか数センチしか織ることができません。
五月人形や雛人形など、和紙と絹が織りなす色鮮やかな力作のほか、バッグや財布、名刺入れなど実用的な作品もあり、手織りならではの繊細で優美な趣が魅力です。

「鹿島錦展」は5月6日まで鹿島市の祐徳博物館で開かれています。

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