参議院議長を務める尾辻秀久氏(83)が来年夏の参議院選挙に出馬せず、今期限りで引退する意向を固めたことが分かりました。

 尾辻氏は鹿児島県議を務めた後、1989年の参議院選挙に出馬し初当選しました。

 厚生労働大臣や参議院副議長を歴任し、2022年8月に議長に就任しました。

 引退を決めた理由について「年齢や体力を考慮した」と周囲に話しています。

 議員任期を1年残したタイミングでの決断について、関係者は「次の候補者をどうするのか調整するのに時間が必要だからだろう」と説明しています。

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