三重県の大台町と大紀町で、業者の人手不足を理由に、2024年春から学校給食でのパンの提供がなくなっていることがわかりました。

 町の教育委員会や三重県学校給食会によりますと、大台町と大紀町では、パンの製造業者が配達のスタッフを確保できなくなったため、24年4月からすべての小中学校の給食の献立からパンがなくなり、ご飯だけとなっています。

 午前中にまとまった量を配達しなければいけないなどの条件から、全国的に給食向けのパンの採算は厳しく、24年春からは福井市や兵庫県丹波市の給食でもパンの提供が中止されています。

 大台町では「揚げパンが食べたい」など子供たちの不満の声が強く、2学期からのパンの復活に向けて新たな業者との調整を進めているということです。

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