北海道札幌市で児童2人が刃物のようなものを持った男に突然蹴られる事件があり、周辺では不安の声が広がっています。

 子どもを危険から守るにはどうすればいいのでしょうか。

 「足を2回、腕を1回蹴られた」(被害にあった児童)

 小学2年の男子児童2人が突然、見知らぬ男に足や腕を蹴られた事件。

 下校する子どもが多くなる時間帯の7月9日午後3時ごろ、札幌市清田区清田5条2丁目の歩道上で事件は起きました。

 「付近は車通りが頻繁で住宅も多くたちならんでいます。児童2人はこちらで男に蹴られたということです」(斉藤 健太 記者)

 警察などによりますと児童2人は学校が終わり、児童会館に行く途中に男から暴行を受けました。

 その後2人は児童会館に駆け込み、職員が110番通報。

 事件が発覚しました。

 現場から西方向に立ち去った男は「刃物のようなものを持っていた」と児童が話しているということです。

 一夜明け、現場周辺では教師や保護者が見守る中、児童が登校しました。

 「怖いです。いつも通ってくる帰り道なので」(保護者)

 「早く捕まってほしい。嫌ですね、怖い。遊びにも行かせられない」(保護者)

 今回の事件で仕事に支障が出ている保護者も。

 「午後から会社を休もうと思っている。お迎えに行かないと1人で帰ってきていて不安なので」(保護者)

 警察によりますと男は30代から40代で身長175センチから180センチくらい、上下黒っぽい服装でした。

 子どもたちはあと2週間ほどで夏休み。

 外で遊ぶ機会が多くなる中、危険から守るにはどうしたらよいのでしょうか。

 「親がお休みのとき一緒にお子さんと街の中や登下校の通学路を歩いて、ここは逃げていい場所・ここは立ち寄ったらだめな場所 という感じで遊びながら散歩しながらコミュニケーションを取って、何かあったときにすぐに親に報告できるような環境をつくることが大事」(防犯アドバイザー 京師 美佳さん)

 警察は暴行事件として男の行方を追っています。

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