しまね海洋館「アクアス」は、飼育しているシロイルカの「アーリャ」が7月11日未明に死んだと発表しました。アーリャは、7月1日にメスの赤ちゃんを出産をしたばかりでした。死因については、今後鳥取大学の協力を得ながら調査するということです。

シロイルカの「アーリャ」は推定年齢26~28歳のメスで、アクアスによると、7月11日午前1時41分に死んだことが確認されました。獣医がかけつけた時には、すでに心肺停止の状態だったということです。

アーリャは、7月1日にメスの赤ちゃんを出産したばかりで、当初は親子で元気に泳ぐ姿が見られましたが、出産から2日後の7月3日から8日にかけてエサを食べなくなり、腹痛を思わせる行動を取るなど行動に変化が見られたということです。
アクアスは今後、鳥取大学と協力しながら死因を調査することにしています。

生まれたばかりの赤ちゃんは健康状態に問題はなく、人工的にミルクを与えて育てているということです。

アクアスの湊直樹館長はTSKの取材に対し、「深い悲しみ、残念でたまらない。
アーリャはアクアスを支えていた1本の柱のような存在だった。喪失の痛みに襲われている。我々は今後、アーリャが生んでくれた赤ちゃんを全力で育てていきたい」とコメント。開館当初からアクアスを支えた人気者の死を悼みました。

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