広島市の住宅街にアナグマ5頭が現れました。専門家は、アナグマは肉食獣なので、見かけても安易に近づかないでほしいと話しています。

今月11日正午すぎ、広島市西区古江東町の住宅街で撮影された映像です。
雨上がりの住宅の庭に5頭のアナグマが現れました。
人やネコに恐れる様子はなく、のびのびと過ごしているように見えます。

映像を撮影した女性は、「うちがたアナグマの動物園じゃ。夜中に大雨が降り、夜活動できなかったから、雨が上がってみんなで出てきたんじゃと思う」と話していました。

動物の生態に詳しい広島市安佐動物公園の野田亜矢子獣医師は「5頭は家族ではないか。広島は自然豊かなためどこで見かけても不思議ではない。映像からは断定できないが、特にアナグマの子どもは動きが活発だ」と話しています。
そのうえで「肉食獣のため、恐れ知らずでおおらかな性格に見える。ただ、イタチの仲間に分類され、あごの力は強い。もし見かけても、エサは与えず、離れたところから静かに観察してほしい」と注意を呼び掛けています。

※映像は視聴者撮影

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