毎年、夏が近づくにつれて目にする猛暑のニュース。強い日差しの中でも、記者たちは現場をかけまわる。シャチを心ゆくまで見られるリニューアルされた水族館から市松人形の体験型お化け屋敷まで、記者が惹きつけられるのはストーリー豊かなひんやりスポット。町の隅々まで駆け回った地元記者だからこそ知る、夏休みにもぴったりな「涼し~い」空間を紹介したい。 

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食事をしている横にシャチ!?リニューアルされた水族館/兵庫

兵庫で地元記者がおすすめするのは、6月にオープンした「神戸須磨シーワールド」。西日本でここだけでしか味わえない「ひんやり」を体感できるスポットだ。

神戸須磨シーワールド
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神戸須磨シーワールドは「スマスイ」の愛称で親しまれた神戸市立須磨海浜水族園を1年かけてリニューアルした施設。

約560種類・1万9000点の「生きもの」を展示

「川」から「海」へのつながりが表現されている展示では、約560種類、1万9000点の「生きもの」がそれぞれの環境ごとにどう生きているのかを観察することができる。

そんな“スマシー”の目玉は「シャチ」だ。西日本で「シャチ」と出会えるのはスマシーだけ。

シャチの親子、お母さんの「ステラ」と娘の「ラン」ちゃんがお出迎えしてくれる。この仲良し親子が最大2500人収容のスタジアムで披露してくれるショーが圧巻だ。

ジャンプするシャチ

飛んだり回ったり、トレーナーと息ピッタリの様々なパフォーマンスを見せてくれるほか、客席の前列に座れば、暑さも吹き飛ぶとんでもない量の水しぶきを浴びることができる。

シャチのショーで大量の水しぶきを浴びる観客の様子

シャチを眺めながら食事を楽しめるレストラン「ブルーオーシャン」

さらに、1階にあるレストラン「ブルーオーシャン」では、シャチの親子が優雅に泳ぐ姿を眺めながら食事を楽しめる。ビュッフェ形式で、兵庫県産の食材などを使った50種類のメニューを堪能できる贅沢な空間だ。

また、併設の「神戸須磨シーワールドホテル」では、日本で初めてイルカと直接触れ合えるプールが設置されている。(要予約・小学5年以上など利用には条件あり)

イルカと泳ぐことができる

トレーナーと毎日、色んなトレーニングを積み重ねたことにより、イルカは客が近くに来てもびっくりしなくなったということで、イルカと一緒に泳げる夢のような体験もできるのがポイントだ。

「シャチ」や「イルカ」と、ここでしか味わえないとっておきの「ひんやり」体験がてんこもりの“スマシー”。

この夏、暑さ吹き飛ぶ忘れられない体験を求めて神戸を訪れてみてはいかがだろうか。

〈神戸須磨シーワールド〉
住所:兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3-5

(関西テレビ)

怖すぎ!最恐のお化け屋敷 大量の水浴び盆踊りで体もひんやり/京都

京都の地元記者がおすすめするのは、実際のテレビや映画の時代劇の撮影をナマで見学できることで知られる東映太秦映画村。実は、暑さ吹っ飛ぶ体験がてんこ盛りの、京都随一の「ひんやり」スポットだ。

まずおすすめしたい「ひんやり」は、最恐のお化け屋敷「呪われの人形」。このお化け屋敷では、子役に大切にされていたものの、撮影中にその子役が亡くなってから呪われてしまった市松人形をめぐるストーリーが展開される。

史上最恐のお化け屋敷 呪われの人形 提供:東映太秦映画村

お化け屋敷から無事に生還するためには、人形の目を隠し、呪いを断ち切るというミッションを達成しなければならない。

史上最恐のお化け屋敷 呪われの人形 提供:東映太秦映画村

従来の展示型ではなく、能動的に客がミッションに参加するという新感覚の体験型お化け屋敷になっている点が大きな特徴だ。

さらに、人の顔から型取りした死体をはじめとしたリアルな映画美術装飾や、実際にテレビや映画に出演している俳優による迫真の演技など、お化け屋敷の中には細部にまで映画村だから出せるプロのクオリティーが詰まっており、「ひんやり」を倍増させてくれる。

また、このお化け屋敷とは別に、この夏、期間限定で行われる映画村の一大ひんやりイベントが「冷やし盆踊り」だ。(7月13日~8月18日まで)

この盆踊りで客は、「ひえひえ仙人」と一緒に映画村の中を練り歩きながら、様々な「ひえひえからくり」から放たれる大量の水を浴びることができるという。

納涼 冷やし盆踊り 提供:東映太秦映画村

最後は、ウォーターキャノンで参加者全員がひえひえになり盆踊りを踊るという前代未聞、奇想天外のエンタメを体感できる点がポイント。

この「冷やし盆踊り」は、劇団「ヨーロッパ企画」の酒井善史さんが脚本・演出を担当しており、「流し涼水(すずみ)」「水寿吐(みすと)」「からくり刀『綺羅水寿吐(きらみすと)』」といった名の「ひえひえからくり」も酒井さんがプロデュースしている。

参加する主要なキャストもプロの俳優だ。お化け屋敷のみならず、「冷やし盆踊り」にも映画村ならではのプロのこだわりが詰まっている。

映画村の担当者は「最恐のお化け屋敷と水をたっぷり浴びる『冷やし盆踊り』で、心も身体もひんやり、この猛暑を乗り切っていただきたい」と話している。

とにかく暑すぎる京都の夏。映画村でしか味わえない「ひえひえ」体験はいかがだろうか。

〈東映太秦映画村〉
住所:京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10

(関西テレビ)

※2024年6月時点の情報です。

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