北海道で暮らす働くママの1日を追いかける観察ドキュメント「ママドキュ」。子育ても仕事も頑張りながら働くママさんたちのリアルな1日をのぞくと、限られた時間で家事・育児をこなす究極の時短ワザの連続でした。
今回の主役は、ゆいさん36歳。なんと子どもは双子が2組。かわいさは倍ですが、大変さも倍。まだまだ手のかかる3歳と1歳の“ダブル双子”の子育てに奮闘しています。
朝食の定番はホットサンド。
4人同時に食べさせてあげるのは難しいので、なるべく自分たちで食べられるメニューに。
全然朝ご飯を食べてくれない子どもたちも、ホットサンドは食べてくれるそう。
朝食と同時にお弁当も作ります。
卵焼きはハート型にかわいくカット。
お味噌汁には、出汁をとるついでに手軽に鉄分補給ができる「ザ・鉄玉子」を使っています。
手間をかけず、“ついでに”できることで一工夫。それがゆいさんのポリシーです。
パパがいる時間にいかに家事を進めるかが勝負。パパが家を出るまでの残り20分で夕食も作ります。
そこで大活躍なのが、軽くて便利な、クイジナートの「スリム&ライト マルチハンドブレンダー」。
みじん切り・泡立てなど、1台6役の優れものです。
野菜嫌いな子どもたちに少しでも食べてもらえるよう、ハンバーグに入れる野菜みじん切りに。ブレンダーであっという間です。
夕食づくりの途中で、夫・けんたさんが出勤。
美容室を一人で切り盛りしているけんたさん。朝早く帰りも遅いため、ここからゆいさんは一人で家事・育児をこなします。
出発30分前、子どもたちからは突然のバナナの要求。
大好きなバナナを頬張る子どもたち。
ですが、イレギュラーにデザートを求められるのはゆいさんにとっては大きなロスです。
フライパンでハンバーグを焼きながら、4人のお世話も同時にこなします。
出発まで残り20分。
今度は4人分のヘアセットをします。
最初の双子が2歳のとき、また双子を授かったゆいさん。その時どう思ったのでしょうか。
「最初はほんとにまさかすぎるじゃないですか。だから診察台の上で笑ったんです。でも診察台を降りたころには不安・不安・不安ってなってました」と、ゆいさん。
現実は、不安を感じる暇もないほど目まぐるしい毎日。
なりふり構わず、必死に子育てに奮闘してきました。
午前8時30分、家を出発する時間です。
「さあ外で戦うぞ。靴を履いて勝負だ」(ゆいさん)
ヒーローごっこで外に連れ出す作戦です。
ゆいさんの仕事は幼稚園の先生。親子で通う未就園児のクラスを担当しています。
子どものころから夢だった大好きな仕事。下の子どもが1歳になったタイミングで復帰しました。
「やっぱり子どもとかかわる仕事が好きなんだと思ったので、幼稚園に戻ろうかなって。考えること、やらなきゃいけないことは仕事と家庭で倍になるけど、それが充実してたり気持ちの切り替え」と話すゆいさん。
そんな話をしているとき、子どもたちを預けている保育園から突然の電話が。
1歳のあかりちゃんが発熱。仕事を早退して急遽お迎えに行くことに。
想定外の大変な状況。でも、このリアルな様子を伝えてほしいとのゆいさんの意向で撮影は続行。
「ほんとにずっと申し訳ないです。ずっと休んでばっかりなんです」と、ゆいさん。
理解ある職場でも、合わせて12回も「すみません」と言って保育園へ急ぎます。
病院へ連れて行ったあと、上の双子をお迎えに再び保育園へ。
家に帰ると、夕食準備の時間です。
おなかがすいた子どもたち。刻一刻と機嫌が悪くなるので、夕食準備は時間との勝負です。
朝作ったハンバーグを温め、週末に母親が手作りしてくれた総菜を盛りつけます。母親の手作り料理は強い味方です。
おなかがすいて限界の子どもたち。先につなぎのおにぎりを出し、そしてメインの夕食です。
「ぜんたね、先にブロッコリー食べた」と話すぜんたくんを「すごーい!」と全力でほめるゆいさん。
子どもたちの成長が何よりの喜びです。
実は、本来の週数より1か月くらい小さいまま生まれたひまりちゃん。「目が見えない、耳が聞こえないかもしれない… 命が助かるなら私のすべてをあげるから」と、ゆいさんはずっと念じていたそう。
「その時代は私の育児のメンタル面の基盤。そのベースがあるから全部ゆるしてやろうと思う。元気が一番。大変さは2倍かもしれないけど、かわいさや幸せは2倍以上。とにかく今、前後左右どこ見てもかわいいのがいるから、幸せでよかった」と笑顔で話してくれました。
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