秋田市の動物園で16日、小学生がゾウのふんを使って栽培された餌用の作物を収穫した。

秋田市の大森山動物園と浜田小学校、栗田支援学校は、ゾウのふんで作ったたい肥を使って餌用の作物「スダックス」を栽培している。

スダックスはイネ科の植物で成長が早く、2024年は、5月にたい肥と種をまいてから約1カ月半で高さ130センチほどまで伸びた。

16日は、2つの学校の児童12人が約30キロを収穫したほか、一部を早速ゾウの花子に与えた。

参加した児童は「スダックスは結構硬くて、切るのが難しかった。8回は切った。あんなに種をまいてスダックスが大きくなったなと思った」と話した。

別の児童に、ゾウに餌をやった感想を聞いてみると、「ちょっと怖かったけど、上手にあげられてよかった。おいしそうに食べてるなと思った」と話していた。

 大森山動物園 飼育員・齊藤光貴さん:
「命が循環していることを児童たちに分かってもらえれば、私たちもうれしい」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。