航空会社のスタッフが、接客技術を競い合い、サービスの向上につなげようというコンテストが福岡空港で開かれました。

17日、福岡空港で開かれれたのは、ANAグループの「やるばい!フクオカスキルコンテスト」です。

空港で働くグランドスタッフの接客技術を競い、サービス向上につなげるのが目的で、今回は約420人の中から選ばれた11人が参加しました。

コンテストでは、「利用者の質問にきちんと答えられる知識があるか」や、表情、英語への対応力などが審査されます。

参加者は、乗客役のスタッフからの質問に対応します。

まずは、「ペットとの搭乗」についてー

◆乗客役
「座席の指定はどうしたらいいですか?」

◆グランドスタッフ
「座席は原則一番後ろの窓側にワンちゃんは座って景色を見ていただく。お連れ様はお隣に座っていただくので、比較的安心して座っていただける」

さらに、男性からはこんな質問もー

◆乗客役
「名古屋で観光もしてみたいが、おすすめの場所は?」

◆グランドスタッフ
「ワンちゃんと一緒に行くなら名古屋城はいかがでしょうか。名古屋城の周りはお散歩コースで、天気がよろしければ、そちらにぜひ」

最後まで笑顔で対応し、高いコミュニケーションスキルを見せていました。

◆グランドスタッフ
「とても緊張したんですが、1課の方が来てくださったので、落ち着いていつも通りできたかたと思います。」

続いて、グランドスタッフが挑戦するのは、子連れの乗客への対応です。

◆乗客役
「6歳は1人でも乗れますか?」

◆グランドスタッフ
「はい、可能でございます。ANAでは6歳と7歳、11歳まで、ご希望がございましたら、『ジュニアパイロット』というサービスをご用意しておりますので、6歳でもお1人様で飛行機をご利用いただくことが可能です」

はじめは緊張していましたが、こちらも最後まで落ち着いて対応していました。

◆ANA 田中有陽さん
「コンテストを通じて切磋琢磨して、より一層お客様にとって喜ばれるサービスを提供できれば一番ありがたい」

なお、グランプリ(エキスパティーズ部門)には、豊浦彩乃さんが選ばれ、今後、東京で開かれる全国大会に福岡空港代表として出場する予定です。

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