19日、JR九州の新しい観光列車、「かんぱち・いちろく」がお披露目されました。
古宮社長は「動くスイートルーム」と出来映えに自信を見せました。
大勢の報道陣が詰めかける中、お披露目された「かんぱち・いちろく」。
福岡と大分を結ぶ久大線に投入される観光列車で、路線の開通に功績のあった麻生観八(あそう・かんぱち)、衞藤一六(えとう・いちろく)両氏にちなんで名付けられました。
◆JR九州 古宮洋二社長
「沿線の食材を使った美味しい食事、地元の方のおもてなし、窓から見える景色。久大本線の“動くスイートルーム”だと思いました」
緑豊かな沿線の景色が映り込むよう、艶やかな黒を基調にした3両編成。
久大線の路線図や、駅名をあしらった金色の装飾がアクセントになっています。
車内は、沿線の木材をふんだんに使ったモダンなデザイン。
福岡・久留米がテーマの3号車は、青と緑がベースの落ち着いた雰囲気で、半個室のボックス席や靴を脱いでくつろげる畳の部屋が用意されています。
一方…
◆記者リポート
「大分がテーマの1号車は、温泉や火山をイメージした赤が基調となっています」
そして一番の特徴が、2号車にある「ラウンジ杉」。
樹齢約250年のスギの一枚板を使った堂々たるカウンター。
自然豊かな車窓を楽しみながら地元のお酒を味わい、福岡、大分の魅力を満喫できます。
◆JR九州 古宮洋二社長
「乗られた方に地方に帰って九州を宣伝していただくと。そうすると我々もまた潤いますし、地元の方も潤うということで、そういう相乗効果が出てくるのがこの列車じゃないかなと思います」
JRグループが福岡・大分を舞台に展開中の観光キャンペーンの目玉となる「かんぱち・いちろく」。
大型連休を前にした4月26日にデビューします。
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