梅雨明けに待ち受ける、10年に一度の高温。
今後の予想を見ていくと、1週目は「猛暑日」や「真夏日」を示す紫や赤だらけになっています。
徳田留美気象予報士と、2024年の夏の予報を見ていきます。
2024年の関東・甲信の梅雨の期間は27日間で、6年ぶりに30日未満となりました。
そして、同じく梅雨の期間が23日と短かった、6年前の2018年。
この時は東日本・西日本では夏の平均気温がかなり高く、特に東日本では1946年の統計開始以来、最も暑い夏になりました。
その時の暑さの原因ですが、太平洋高気圧と、大陸のほうからのチベット高気圧の張り出しが共に平年よりも強く、2つの高気圧が日本付近で重なり、記録的な猛暑となりました。
梅雨が短くて猛暑だった2018年に、2024年が似ている…。
歴代の最高気温を見ていくと、1位の2018年7月の埼玉・熊谷(41.1度)をはじめとして、トップ10のうち半分が2018年だったということです。
この先の気象庁の2週間予報の最高気温を見ると、夏にしてもかなり高いことがわかります。
まずは今後1週間を見ていくと、ほぼ紫の「猛暑日」です。
東京で見てみると、21日の日曜日が35度で、それからずっと猛暑日になっています。
平年と比べると、全国的に高いか、かなり高い予想になっていて、特に23日(火)ごろは、東海や関東の内陸部で、表にない所で40度くらいまで上がる可能性もあります。
そして、気になる翌週・2週目も「猛暑日」の紫ばかり。
東京は赤の「真夏日」になっていますが、34度と暑い日が続きます。
この暑さ、理由はどういうところにあるのでしょうか。
2024年も、先ほどの2018年と状況が似ていて、太平洋高気圧・チベット高気圧共に張り出しがどちらも弱まらずに、来週以降もしばらく日本付近に居座るとみられます。
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