「ひろしま満点ママ・行きたくナル食堂」でご紹介したとっておきのお店が登場するコーナー。今回はユニークなキャリアの料理人が手掛ける「こだわり」の汁なしマーボー麺です。
(梶谷 羽奈アナウンサー)
「お店がこちらなんですけど、汁なし麻婆麺、さっそく行ってみましょう。<いらっしゃいませ!>こんにちは、すごく元気な声で出迎えていただきましたが、お店、すごい食堂っぽいですね。お店の奥も受け渡し口と返却口があって食堂感溢れてますね」
(店主・眞田 玲奈さん)
「そうです。セルフの食堂感があふれています」
(梶谷アナ)
「広島で汁なし担担麺。ポピュラーじゃないですか。汁なし麻婆麺って珍しくないですか?」
(店主・眞田 玲奈さん)
「そうなんです。唯一、ここでしか食べられない珍しい汁なしの麻婆麺がオススメなので、ぜひ食べてみてください」
訪れたのは広島市西区観音町にある「番本製麺所」。
汁なしマーボー麺の専門店です。早速、お店の魅力を聞きました!
(お客さんは)
「いろんな調味料が置いてあって、色んな味を変化させながら楽しめるので、それすごく魅力的だな」
「麺の味が分かりやすくて、小麦の味が感じられて、おいしかったです」
「めっちゃおいしかった。特に麺が、モチモチ。もうフィットチーネばりのモチモチ」
なかなかの評判ですね。
気になります。「製麺所」を名乗るだけあって麺は、勿論、自家製です。
味の決め手となる麺づくり。
麺の素材にはこだわりがあるんだそうです。
(寺沢 直樹さん)
「こちらが小麦粉とこっちがライ麦になります。こちらがイタリアのセモリナ粉と言ってパスタのセモリナ粉が入っています」(※セモリナ粉=パスタなどに使われる粗挽きした小麦粉)
(梶谷アナ)
「なんでパスタですか?」
(寺沢 直樹さん)
「麻婆ソースに合うんですよ」
麺づくりを手掛ける寺沢さんは、長年、イタリア料理店で経験を積んだ腕利きの料理人です。
(寺沢 直樹さん)
「コロナ禍で時間がすごくあって、麺のいろいろ研究をしまして」
(梶谷アナ)
「最初はイタリアンのために麺を研究してたんですか?」
(寺沢 直樹さん)
「そうですね、はい。イタリア料理をベースに考えたんですけど、麻婆ソース合わせた時にすごく合ってたんで、ちょっと面白いなと思いまして」
どんな「麺」に仕上げたのか見せて頂きましょう。
(梶谷アナ)<製麺機の前で>
「おお。麺が出てきました。すごい色もセモリナ粉が入ってるから真っ白じゃないんですね」
(寺沢 直樹さん)
「はい、そうですね」
(梶谷アナ)
「やっぱりちょっと見た目は生パスタっぽいというか」
(寺沢 直樹さん)
「加水率によってモチモチした麺にしたかったので」
加える水の量によって麺の食感は大きく変わります。
ここでは、水を多めにすることで、モチモチの食感に仕上げているそうです。
盛り付けはこんな感じ。「マーボー」だけにちゃんと豆腐もトッピング。
オリジナルのマーボーソースは辛さ控えめ。これぞ、看板メニューの「汁なし麻婆麺」です!
(梶谷アナ)
「いただきます。うん。おー。麺がモチモチ。弾力がものすごいです。パスタの香りがするんですけど、そこにライ麦。この香ばしい香り、噛めば噛むほどしますね。このマーボソースなんですけど、中華の感じももちろんあります。でも、何ていうんですかね?トマトっぽい味というか。あのボロネーゼ感?」
(寺沢 直樹さん)
「実はこのソースは、イタリアンの豚のトマト煮込みがベースとなって、そこにマーボソースの調味料を加えていくっていう」
(梶谷アナ)
「イタリアンならではですね」
また、卓上調味料の種類が豊富なのも魅力のひとつ。
オススメは、唐辛子3杯に、山椒3杯。
(梶谷アナ)
「この山椒を入れるだけでいい香りしますね。うーん、うわー。また辛さが合いまって、美味しいですね。より中華感、麻婆感が出ました。わあ美味しい」
残った具材を楽しむ工夫もあるんです!
(店主・眞田 玲奈さん)
「こちらの飯&玉セット、ご飯と温玉のセットで残った具材にインしちゃってください」
料金を少しプラスして…「飯たまセット」でシメまでしっかり、楽しみましょう。
(梶谷アナ)
「ああ、美味しそう。うん。もう。2度目の幸せが来ました。まあ、最高の締めです」
イタリアン育ちの本格マーボー麺。
どうです?行きたく「ナリ」ましたか?
「番本製麺所」
広島市西区観音町
◯汁なし麻婆麺 小(1玉) 800円
飯&玉セット プラス150円
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