総務省によりますと、先月6月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として107.8となり、去年の同じ月より2.6%上昇しました。
2%台となるのは10か月連続で、上昇率は前の月から0.1ポイント拡大しました。
政府が続けてきた電気・ガス料金の補助金が縮小されたことなどが上昇の要因で、「電気代」は去年の同じ月から13.4%上昇しました。
また「都市ガス代」は3.7%上昇し、去年5月以来、1年1か月ぶりにプラスに転じました。
一方、「生鮮食品を除く食料」は2.8%の上昇で前の月から0.4ポイント下がり去年9月以降、10か月連続で伸びが鈍化しています。
値上がりしたものをみると
▽「果実ジュース」が32.1%
▽「せんべい」が19.1%
▽「コシヒカリを除くうるち米」が13.8%
▽「おにぎり」が8.3%
▽国産の「豚肉」が3.8%
▽外食の「焼き肉」が3.3%
などとなっています。
総務省は「生鮮食品を除く食料の値上がりは緩やかになっている。ただ米や肉類など一部の原材料の価格は足元の上昇幅が大きく、外食では関連する値上げも目立っていることから、今後の動向を注視したい」と話しています。
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