鳥獣被害対策で捕獲したイノシシの有効活用に取り組む、宮城県大崎市でイノシシ肉の加工品の試食会が開かれました。
今回完成したのは「フランクフルトソーセージ」と「ボロニアンソーセージ」で、どちらもイノシシ肉と豚のひき肉が使われています。試食会には住民など約20人が参加し、2種類のソーセージの味わいを確かめました。
大崎市は市内の専用施設で処理したイノシシの精肉を「大崎ジビエ」として売り出しています。加工品の製造は地元の食肉加工メーカーに委託していて、今回のソーセージが初めての商品化となります。
メーカーによりますと、野生のイノシシの肉は赤身で脂身が少ないため、豚肉との配合を工夫して、ほどよい弾力とうまみを感じるよう仕上げているということです。
参加者
「今、ソーセージは柔らかいものが多いんですけど、跳ね返ってくるような感じがすごく楽しいなと思って食べてました」
「すごく滑らかで全然臭みもなく、おいしくいただきました」
大崎ジビエのソーセージはさらに改良を加えて8月、市内の夏祭りで販売されるほか、10月下旬にも市内の「道の駅」で販売される予定です。
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