もうすぐ夏休み。旅行代理店にこの夏の旅行先などの傾向を聞きました。「円安」の影響で海外旅行を見送る傾向が続いていますが、旅行マインド自体は高く、北海道や九州など、国内での「遠出」を選ぶ人が増えているということです。

夏休み、皆さんはどこへ?街で聞きました。

広島と熊本へ:
「実家に親の顔を見に帰ろうかと思ってます。日本から海外行くのは(円安で)向こうは高いかな」

青森へ:
「ねぶたを見に青森まで行きます。八戸で市場見たり、海のもの食べたい」

福岡へ:
「コロナで3年くらい旅行できなかったので、やっと今年行こうってことになりまして」

娘:
「九州、初めて行くのでいろんな所、回って楽しみたいな」

インタビューでは国内旅行を予定している人が多くいました。民間の調査会社によりますと、夏休みの行楽にかける予算の平均は1人当たり5万8561円で、2023年より2.6%減りました。

減った理由について多くの人が「円安・物価高」を挙げています。特に落ち込みが大きいのが海外旅行で予算額は14%減少の44万3058円。旅行先ではヨーロッパやアメリカなどが減少し、円安の影響が少ないアジア圏、そして国内が選ばれているということです。

エグゼクティブツアー・岡沢雄社長:
「(円安で海外旅行が)ちょっとブレーキがかかるのはあると思います。同じ値段なら国内でもっとクオリティーあげるとか、1泊増やすお客さんが多い」

松本市の旅行代理店によりますと、海外旅行は見送り、その分国内旅行を充実させたいという人が増えているということです。
新型コロナが5類に引き下げられて2年目ということで旅行マインド自体は高く、国内旅行の期間を延ばしたり、良いホテルに泊まりたいという希望が多いと言います。特に人気なのが北海道や九州・沖縄です。

エグゼクティブツアー・岡沢雄社長:
「(去年までは)少人数で近隣の県ってイメージだったけど、いろんな不特定多数の方々とグループ旅行や個人旅行で飛行機を使ってあちこちに行くという大きな差は感じます」

お出かけのトレンドは「安い・高い・近い」でしたが、この夏は「高い・遠い・長い」に少しずつ変わってきているようです。

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