カレーのスパイスを使ったビールの仕込み式に出席した、東京都稲城市の高橋勝浩市長(右端)ら=大田区で

 カレーで町おこしに取り組む東京都稲城市が、大田区のビール醸造所と協力し、カレーのスパイスが香るビールを開発する。19日はビールの仕込み式が醸造所の併設レストラン「羽田スカイブルーイング」で開かれ、高橋勝浩・稲城市長らが出席した。

 ビールの商品名は「稲城カレー・ALE」。カレーに使われることが多いクミン、カルダモン、コリアンダーの3種のスパイスを砕き、パウダー状にしたものを醸造過程で混ぜる。9月19日から、「羽田スカイブルーイング」や稲城市の「いなぎ発信基地ペアテラス」で880円(330ミリリットル)で販売する。

 ビールの開発は、全国の信用金庫が組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信用金庫)によるプロジェクトの一環。同ネットワークは、名産品を使った商品を開発して地域のPRに取り組んでおり、今回は、稲城市と醸造所を引き合わせた。

 醸造所を運営する「大鵬」の大屋幸子社長は「稲城がカレーの街だと知ってもらいたい」、城南信金の林稔理事長は「どんな味になるのか楽しみ」と話した。【小林遥】

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