2023年10月に開催された「LIVE AZUMA 2023」で、ライブのほかに注目されたのが…限定で販売された日本酒「寫樂」だ。「酒米のダイヤモンド」と言われる希少な愛山の中でも、徳島県剣山の麓で育てるさらに希少な酒米を使用して醸した極上の逸品。それが2024年は、さらなるチャレンジが加わり「LIVE AZUMA 2024」に再登場する。

<人気の秘密に迫る!>
2023年は一日限定30本で販売されると、一瞬にして整理券の配布が終了した限定寫楽。この日本酒は、なぜこれほど人気を集めるのか?その酒造りの秘密に迫る!
寫樂を造るのは、福島県会津若松市の宮泉銘醸。

<丁寧な作業においしさの秘密>
「僕たちが使っている酒造好適米を洗米して、水分を何分何秒つけてそこから上げて、重さを測って水分が何%入っているかというところまで、今やっている」と話すのは宮泉銘醸の宮森大和さん。
洗米と浸漬。無駄のないチームワークで、秒単位の作業を淡々とこなす…この酒造りの第一歩から、おいしさの秘密が隠されていた。
小分けに行う洗米作業。宮森さんは「大きく何かをやろうとすると、当然雑さというか、米ぬかがとりきれない。それぞれ小分けにしたロットにして、洗米をかけていく」と説明する。

<すべての作業に妥協なし>
見えないところへのこだわりと厳しさ。すべてに手を抜かない積み重ねが、うまい酒を育てている。
「お米とか酵母、麹菌などの原料に対しての環境、自分たちの最高の環境を作り上げて、酒造りをしていくというところがこだわりだと思っている。妥協した部分から酒の劣化は始まるので、妥協を全くしないところが大事」と宮森さんが話すように、酒造りに一切の妥協はしない。

<酒の”体調”を知る>
さらに、自分たちの勘と経験に頼るだけではない。まるで実験室のような部屋で行うのは、酒の「体調」を知る「分析」だ。
「味の行きつく方向が、もろみの状態で全然違うので。そこの指標を測るためには完全にデータと分析をしっかり毎日やっている」と宮森さんはいう。

<寫樂史上初!の酒がLIVE AZUMAに>
極上のこだわりで生み出される寫樂。
2024年のLIVE AZUMAでは、さらにスゴイ酒が登場するんだとか。製造部長の市田元樹さんによると「今回は剣愛山をおりがらみで」という。
剣愛山「おりがらみ」…おりがらみとは、少し濁りが加わった酒のことで、剣愛山では寫樂史上初めてという宝のような日本酒だという。

寫樂初のチャレンジで、LIVEAZUMAのために造ったという貴重な「寫樂剣愛山おりがらみ」。10月19日・20日にあづま総合運動公園(福島県福島市)で販売される。
販売方法は後日発表される。

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