米アップルの「iPhone(アイフォーン)」とマイナンバーカードの見本=共同

 河野太郎デジタル相は23日の記者会見で、マイナンバーカードのICチップをスマートフォンで読み取るアプリを8月にも提供すると発表した。マイナカードを使った詐欺を防ぐ狙い。携帯電話契約や銀行口座の開設時の本人確認で、事業者に活用してもらう。

 iPhoneとアンドロイドの両方に対応。カメラを使って氏名や生年月日といった券面情報を確認し、ICチップも読み取れるようにした。実証実験を7月中に行った上で正式に提供する。

 マイナカードを巡っては、券面を偽造したカードを店頭で身分証として示し、スマートフォンをだまし取る事件が相次いだ。政府はICチップの読み取りを義務化する方針を決めている。(共同)

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